一人暮らしは本望じゃありません

先日、友が一人暮らしデビューを果たす。念願!「念願…」何でも、年齢は四十代後半。「え?お歳が」勿論、変?「変と言っちゃ駄目?随分高年齢」

今迄ずっと一人暮らしせず、親元で生活よ。「へえ、なぜ今更出た訳?」寿命…。「やっぱり?」無論。

「けど、ほら!不運だろーとも、結局自活出来るよう、きっかけ出来た訳やから…」彼女曰く、一人暮らしは本懐じゃねーと。

「つまり嫌々?」面倒見てくれる方が消え、渋々。「何か複雑」簡単よ。今迄、親元で胡坐かき、遊び続けた罰。「罰?だが、仕事は?」無職。

「うわっ。それ、どう生活を?」一人暮らしだけど、確か遺産がって聞く。「遺産?」結構貯金あるんだって。「はあ」随分シビアな状況。

「聞けば聞くほど、気も滅入り、将来不安ね」大丈夫。働けば問題ねーわ。最も駄目なのがNEET、引き籠っちゃめっ!

「大学卒業後、私達はお互い自分の望んだ仕事へ就き、日々苦労しつつも懸命に働いとる。けど、かたや上手く就職出来ず、今も苦労してる方が沢山…」